来賓ご挨拶
デジタル庁 統括官 冨安 泰一郎 様
貿易PF間連携で未来の貿易をつくるTradeWaltz
株式会社トレードワルツ 代表取締役 社長
小島 裕久 様
「TradeWaltz」はブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携プラットフォームです。「TradeWaltz」が普及すれば、貿易に関わる全ての業務を一元的に電子データで管理することができるようになり、貿易業務の作業量を40%~60%程度、削減できる見込みです。「TradeWaltz」の扱う貿易手続き文書は国連CEFACTの標準情報モデルに準拠しており、貿易文書の電子化を検討している国内外の貿易実務者や政府機関や各産業・国のプラットフォームと連携し、アジアをはじめとした世界の貿易業務のデジタル化にも貢献するものです。
中小企業共通EDIによる電子インボイス
ITコーディネータ協会 フェローITコーディネーター
川内 晟宏 様
中小企業共通EDIは、経済産業省・中小企業庁の支援により進められており、国連CEFACT標準に準拠して、受発注/出荷納入/請求支払の幅広い領域において企業間でやり取りする電子帳票を標準化しています。今般、2023年度から開始される適格請求書保存方式(電子インボイス)に対応するため、新たな税務申告対応を考慮した統合請求書、支払明細書、返還請求書などの整備を行い、必要な情報項目につき国連CEFACTに標準追加変更要求を提案しているところです。
AI連携を目指す電子交渉の仕組み
NECデータサイエンス研究所 主任研究員
中台 慎二 様
近い将来、AI技術が企業システムに組み込まれ、一部の企業間取引における交渉事が電子的に実施されるようになるでしょう。この電子交渉を実装するためのプロトコルにつき、日本から国連CEFACTに新たなプロジェクトを提案しています。本セミナーにおいては、開発中の電子交渉プロトコルにつき紹介します。
体験プログラムの標準化とサスティナブルツーリズムの推進 ―国際標準の普及・実用化に傾注―
NPO法人 観光情報流通機構 副理事長
堀田 和雄 様
体験プログラムという旅行商品に関し、その応用の広さに着目して標準化を進めている。国連CEFACTでは本件を、体験プログラムの標準化とサスティナブルツーリズムの実現というテーマで2018年にスタートした。現在、標準化は最終段階に進み本年12月までには完了の見込みになった。本セミナーでは、標準化された体験プログラムを市場でどのように実用化するかを中心に述べたい。ストーリーは、世界的なニーズとなっている個人の健康寿命/健康長寿志向に的を絞り、ウェルネス体験プログラムという商品の開発・販売・サービスにより有効性を実証し実用化につなげようと考えている。
スマート物流を支える動態管理
一般社団法人SCCC・リアルタイム経営推進協議会 理事長
兼子 邦彦 様
運輸デジタルビジネス協議会では、トラック輸送において各種のデバイスに対応できる位置情報管理プラットフォームの実現に向けた活動を行っています。トラックの現在位置や動態履歴のデータは、運行管理や配送管理に役立つだけでなく、交通情報やCO2排出追跡など広い範囲で共有・再利用されるデータとなることから、情報定義の国際標準化を考えて国連CEFACTに提案中です。