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日本輸出入者標準コードについて

貿易手続デジタル化の礎となるコード

 日本輸出入者標準コードは、貿易手続の電子化を進めるために開発された企業コードです。
1983年の発給開始から本年で40周年を迎え、これまでにのべ19万を超える法人・個人事業者・個人の方に参加・登録いただいております。

 貿易手続のデジタル化が加速し、さまざまな貿易手続システムが連携してきている現在、日本輸出入者標準コードは、日本の輸出入者を一意に特定するデジタル貿易手続におけるID(身分証明)として、貿易を反復・継続して行う法人・個人事業者・個人の方にはご利用を強くお勧めいたします
 貿易手続においては、同名企業との取り違えや英文名称、住所のスペルミスが契約不履行や貨物不着など、取り返しがつかない大きなトラブルにつながる可能性もあります 。
 日本輸出入者標準コードに登録いただくと、このようなリスクを回避することができます。

 NACCS(税関手続等のシステム)においてはその稼働初期から採用され、通関業者はじめ貿易関係のプロフェッショナルの間ではJASTPRO(ジャストプロ)コードの呼び名で通っています。
 NACCSは法人番号のみでも利用できますが、NACCSの各種機能をフルに活用し、電子申告のメリットを最大にするには日本輸出入者標準コードへの登録が必要です。

 なお、弊協会が登録事項の変更・更新を行い、NACCS登録などのメンテナンスを行いますので、初めて通関依頼をされる通関業者様でもコードを伝えるだけで、全国の港、空港で正確かつ迅速な通関手続きができます。

JASTPROってどんな団体?

 貿易手続でもデジタル化が進んでいますが、他社や海外とのデータのやり取りをスムーズに行うためには、データ項目や形式を合わせる必要があります。また、港や空港などの地点、商品の分類などを共通のコード(数字や記号)でやりとりすることも正確な情報を伝えるうえで重要です。

 一般財団法人 日本貿易関係手続簡易化協会(略称・JASTPRO)は、貿易手続デジタル化を進めるために国連が定めた貿易データ標準形式の普及活動や、日本輸出入者標準コードやLOCODE(国連貿易輸送位置コード)の管理を非営利の事業として行っています。